黙とう

あの時間には家にいました。

廊下から見える富士山の方向に

座り

黙とう。

あのときは

娘が

自動車学校にいて

連絡がとれず

夫婦で

学校まで迎えにいきました。

行く途中は

どこも

停電中だったのに

娘が避難していた地域だけ

光がこうこうとついていました。

そこだけ

停電していなかったのです。

光って

ありがたいなってつくづく思ったし、

娘に会えて ほっと

したのが思い出されます。

あれから一年、早いものです。

あのときから

何がかわったのでしょう。

でも

普通に今は生きている。

これから

先また

なにがあるかわかりません。

正直

震災よりも

自分のことや

母親のことなどで

気をもんだ

一年でした。

震災の影響と

母の病気、けが

仕事を休まなければならず

年収になおすと

数十万も減ってしまいました。

もっと自分だけじゃなく

他の人にも

気がまわる

人になれるかな?